マットレスの厚みは、「うすい」、「厚い」どちらが腰痛に効く?

マットレスの厚み 厚いと底つき感がない うすいと底つき感ある

あなたは、「腰痛に効く」マットレスは、「うすいタイプ」それとも「厚いタイプ」、どちらが良いのかわからずに、悩んでいないでしょうか?

マットレスの厚みには、「底つき感」があるかどうかが、大きく寝心地に影響します。

さまざまな厚みのマットレスを試してみると、「底つき感」がなく安定した理想の寝姿勢を確保できるのは、「適度な厚み」があるマットレスであることがわかってきました。

ここでは、腰痛の改善に効果があるマットレスの厚みについて確認していきます。

うすいマットレスの特ちょうは?

🔷マットレスの厚み

一般的に、うすいマットレスの厚みは【3cm~5cm】のタイプです。おもに「低反発マットレス」のタイプに多くみられます。

マットレス単体での使用はできない

マットレストッパーと呼ばれるタイプで、現在つかっているマットレスや敷き布団の上に敷いてつかう、寝心地を改善することを目的とした補助的なマットレスです。

当然のことながら、厚みがうすいため「底つき感」が生じることから、マットレス単体で使用することができません。

かならず、その下にもう1枚敷いて使うことになるため、下に敷いている寝具の質により、寝心地が左右され、マットレス本来の効果も半減してしまいます。

たとえば、理想の寝姿勢は「あお向け」の場合は、背骨の線がS字になるように、正しい立ち姿勢のまま「あお向け」に寝た状態です。

「横向き」の場合は横に寝たときに頭部から背骨が1本の線でつながっているように直線で伸びている状態です。

理想の寝姿勢を実現するためには、「肩・背中」と「腰・お尻」などの、重く体圧がかかるところが適度に沈み込み、下から押し支えることが必要となります。

このように、厚みがうすいマットレスでは、腰痛を改善する効果を期待できないかもしれません。

厚いマットレスの特ちょうは?

🔷マットレスの厚み

一般的に、厚いマットレスの厚みは【8cm~17cm】のタイプです。おもに「高反発マットレス」のタイプに多くみられます。

🔷マットレス1枚(単体)で使用できる

マットレスの厚みが8cm以上のタイプは、下に敷く敷き布団やマットレスを必要とせず、フローリングやタタミに直接敷いて1枚でつかえることが大きな特長です。

8cm以上の厚みがあると、「底つき感」を感じることがなく、安定した理想の寝姿勢を確保しやすくなります。

もちろん、ベッドフレームの上に乗せてベッドマットレスとしてもお使いいただけます。

このように、厚みが厚いマットレスは、腰痛を改善する効果を期待できるといえます。

分厚いマットレスの特ちょうは?

🔷マットレスの厚み

マットレスの厚みが20cm以上の分厚いタイプです。おもにベッドフレーム用のタイプに多くみられます。

🔷マットレス1枚(単体)でつかうことが基本

分厚いマットレスは、3層構造以上のタイプが多く、上層と下層に「高反発ウレタンフォーム」をつかい、中層部のコイルスプリングを挟み込んだ構造です。

当然のことながら、マットレス1枚でつかうのが基本となります。

分厚くすることで、「底つき感」はまったくありません。寝返りがうちやすく、腰・肩・脚をしっかりと支えます。

まとめ
適度な厚みがないと「底つき感」がでて、安定した理想の寝姿勢を確保することはできません。

マットレスの厚みは、底つき感がなく、反発力や耐圧分散の効果を得るには、【8センチ以上】の厚みが必要です。

腰痛対策として、腰痛の改善に効果を期待できるのは、厚みが8cm以上の「高反発マットレス」です。

厚いタイプの「高反発マットレス」で、腰の痛みが気にならず、スッキリと朝をむかえましょう。

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