マットレスのサイズと部屋のサイズを知ることで、部屋のレイアウトを、使いやすく、動きやすい部屋にする事ができます。
あなたは、自分に合ったマットレスのサイズと部屋のサイズを知っているでしょうか?
ベッドルームは、一日の中で約3分1の時間をすごす場所でもあり、一日の疲れをいやす場所でもあります。
よく、睡眠時間は8時間と言われますが、なかなか8時間はとれないですよね!仕事を頑張っている人であれば、7時間~5時間の睡眠時間が平均だと思います。
私の場合は6時間~5時間くらいですね。さすがに、睡眠5時間の時は、日中に眠くなって大変ですけど。(笑)
このように、現実的な睡眠時間で1日7時間とれたとして、1年で2,555時間になります。1日24時間で換算すると約106日にもなります。
このくらい長い時間をベッド(布団)の上で過ごすことになるので、寝室には快適に過ごすための、こだわりを持ちたいと思います。
マットレスのサイズと部屋のサイズを知ることで、部屋のレイアウトを、使いやすく、動きやすい部屋にする事ができます。
そして、安全性も考えた過ごしやすくリラックスできるような、部屋に生まれ変わります。
ここでは、マットレスのサイズと部屋のサイズを知る事と、部屋にベッドや家具を配置するときの、レイアウトの注意点について解説していきます。
❶マットレスには、どんなサイズがあるんだろう?
マットレスの基本サイズについて
自分に合ったマットレスは、どんなサイズがいいんだろう?
マットレスの基本サイズとしては、シングル・セミダブル・ダブルの3サイズがあります。
シ ン グ ル:幅100cm × 長さ195cm(200cm) 1人で使用
セミダブル:幅120cm × 長さ195cm(200cm) 1人でゆったり使用
ダ ブ ル:幅140cm × 長さ195cm(200cm) 2人で使用
ダブルサイズを1人で更にゆったりと使用している人は意外と多いです。
また、欧米でのシングルサイズと日本のダブルサイズは、ほぼ同じサイズです。
私も、だいぶ前にアメリカのホテルに宿泊したときにはベッドはシングルサイズの表示でも、
実際のサイズは、日本のダブルサイズと、ほぼ同じサイズでした。
※マットレスの長さはメーカーによっては数センチの違いが有りますが、ほとんどが195~200cmとなっております。
❷「私のお部屋」のレイアウトは、どうしたらいいの?
① 「お部屋」のサイズを確認しよう!
自分の「お部屋」は何帖あるのか、わかりますか? なかなかパッと答えられませんよね!
よくホームセンターとかで買物をしてると、「カーペットを先日、買ったんだけどサイズを間違ってしまって」と交換に来てる人を、ときどき見かけませんか? これも、自分の「お部屋」のサイズが分からないからですよね!
「お部屋」のサイズは畳の大きさと畳数で決められています。大きさを表す単位は〇〇帖といいます。4.5帖・6帖・8帖とサイズを表します。
そして、「お部屋」のサイズは、全国一律ではなく、地域によって数種類の規格サイズが存在します。これから、地域別の「お部屋」の広さについて、くわしく、みていきます。
② 畳の大きさは、地域によって異なります。
・1番大きいサイズは【京間】で主な使用地域は、関西・中国・山陰・四国など九州の地域となります。
・2番目は【佐賀間】で主な地域は、佐賀・長崎など九州の地域となります。
・3番目は【安芸間】で主な地域は、山陰地方の瀬戸内海に面した地域となります。
・4番目は【中京間】で中京地区と北陸の一部・沖縄の地域となります。
・5番目は【江戸間】で関東・東北・北海道と東日本地域となります。
・1番小さいのが【団地間】で地域に関係なく、公営住宅や団地住宅、その他の建売住宅となります。
一番、使われてるのが【江戸間】と言われています。その中でも、基本サイズは6帖・8帖となります。
それは、静岡県あたりから、関東・東北・北海道の広範囲で使われ、昨今では全国的にも普及しているためです。
※最近の新しい住宅は変形サイズが多くなってきて規格の帖数に当てはまらない場合があります。
ここでは、【江戸間】の4.5帖・6帖・8帖を基本サイズとして、レイアウトに使っていきます。
③ ベッドのレイアウト(配置)の3つの注意点
使いやすく、安全なスペースの確保をすることが、レイアウトの基本となります。
①ベッド周辺のスペースをキープする
ベッドの横は50cm~60cmほどのスペースを確保し、人がスムーズに通れるようにしましょう。このスペースは緊急避難の時に役に立ちます。
②収納家具を置いている場合は開けて取り出すスペースも必要
衣類などタンスやロッカーを開けて取り出すには70cm~80cmのスペースが必要です。
③災害時の安全確保も考えてレイアウト(配置)する
窓際をさける:窓ガラスが割れてケガをするリスクを考える
家具から放す:家具が倒れても当たらない、下敷きにならない場所に置く
昨今では、地震や風水害の災害が多くなっています。普段の安全対策や避難通路の確保など、災害時のことも考えてレイアウトすることが、とても大事ですね。
◆便利で快適に過ごすための、細かなレイアウトのコツがあります。
・就寝時に活躍する便利な小物家具があります。
それはナイトテーブルです。ベッドのとなりに置くと、メガネ・アクセサリー・貴重品を収納できます。テーブルのうえにはスタンドライトを置くと、消灯のときに便利です。
・観葉植物がおすすめです。
観葉植物には、「お部屋」の空気をクリーンにする効果があり、ホルムアルデヒドなどの有害物質をカットする効果もあり安心です。
・寝室のカラーコーディネートにもポイントがあります。
「お部屋」のカベ紙やカーテンのカラーにこだわりましょう。就寝時に気持ちが落ち着くカラーは、ブルーなどの寒色系です。心や身体をリラックスさせて身体の疲れをとると言われている、副交感神経に作用して心を、おだやかにする効果があります。
逆に、レッドなどの暖色系の場合は、身体の活動を活発化させる交感神経に作用して、こうふん状態になりやすく、なかなか眠りにつけなくなります。どうしても暖色系が好きで、寝室に使いたい場合は置物など、小物程度にすると、あまり影響はありません。
➌ お部屋の広さに合わせて、ベッドの配置を考えてみました。
4.5帖の部屋のレイアウト図
6帖の部屋のレイアウト図
※全国的に6帖間が一番多く普及している部屋のサイズです。江戸間の規格サイズが一番多くなっています。
8帖の部屋のレイアウト図
自分の部屋に合ったマットレスのサイズが分かり、ベッドを主役とした、使いやすく、動きやすい、そして安全性も考えた「お部屋」のレイアウトの仕方も分かってきました。
いろんな工夫で過ごしやすく、リラックスできる「お部屋」に生まれ変わることができます。あなたも、安全性を考えながら、個性豊かに「お部屋」のコーディネートを楽しんでみませんか!?